天幕ほしぞら

旅を写真で綴るブログ

山の旅|上州登山

出発

今は群馬県の武尊山の登山口にある武尊神社の駐車場で書いている。

 

今日は移動だけで一日が終わった。

首都高の渋滞を抜け、関越道に入ると肩の緊張がとれた。日曜の夜の高速はすいていて、予定より早く水上ICに到着した。

ICを降りると、風景ががらりと変わって、車の往来が少なくなった。急に心細くなって気持ちが引き締まる。目星をつけていたスーパーに21時前に到着。スーパーの駐車場には車が数台しか停まっておらず、外から店を見ると、レジの女の子が暇そうにしているのが見えた。

弁当や菓子パンを買い込んで、再度出発する。山道に入るといよいよ心細くなった。ビビりだから、こういう道を夜に走るのは本当に嫌いだ。「なんか熊でも出そうな雰囲気だな」と思いながら、減速してカーブを曲がる。2つ、3つと曲がったところで、目が点になった。黒いカタマリがこちらに尻を向けてドタドタと逃げていく。まじか……。熊は重い体を揺らして路肩を走り、右の傾斜へと飛び降りていった。私は体が硬直したまま、それを見送るだけだった。

また動物が飛び出てきたら嫌なので、さらにスピードを落として走る。武尊神社の手前のキャンプ場の灯りが見えるとホッとした。やっぱり、人の気配がないと自分はやっていけないのだと改めて思う。駐車場に着くと、2台の車が止まっていた。辺りは暗闇に包まれていた。

車内で弁当を食べたあと、一応、熊鈴をバッグに突っ込んだ。熊鈴はうるさいから好きではない。偶然、出発する前に目に留まり、スペースがあまっていたから持ってきたけど、そんなことは言っていられないのかもしれない。

 

明日から上州登山がはじまる。

関東の上のほう、群馬や新潟あたりにある百名山をいくつか登っておきたいと思って、今回の計画を立てた。関西に引っ越してしまったら、しばらくはこのあたりの山は登れなくなるだろう。たしか、あの辺は上州と言うんだよなと思って、今回の旅を「上州登山」と名付けた。あとから調べたら上州というのは群馬県あたりのことを言うそうだ。

計画は、紅葉の時期を基準にして立てた。紅葉の見頃を調べ、早く終わるほうから順に回る。しかし、すでに9月下旬に紅葉が終わる山もあるようだった。自分はまだTシャツを着ているのに、山はもう紅葉が終わっているのだと知った。

地図は「地図ロイド」から取ろうと思っていたが印刷した後のルートを記入する時間がなかった。代わりに「ヤマタイム」というサイトを見つけてそこでルート図を作る。ルートはブログを参考にした。ほとんどの山の登山口には駐車場がありそうなので助かった。

 

とにかく、明日から登山がはじまる。

やはり、先日登った金峰山や筑波山とはまた違った登山になるのだろうか。

今日は家を出るときに車の異変に気付いてディーラーで見てもらったり、熊に出くわしたりと色々あったけど、無事に旅を終えたいと思った。

(2017年10月1日)