天幕ほしぞら

テントに泊まる登山とロングトレイルの旅

最後の百名山は赤城山|上州登山

最後の百名山

10月1日にスタートした日本百名山をめぐる旅『上州登山』の最後の山、赤城山にやってきた。

 

天気は晴れ。おのこ駐車場から出発する。

Tシャツで登りはじめ、下山時はハードシェル越しに日光のほんのり温かさを感じる登山になった。

 

 

赤城山(あかぎさん・標高1828m)は、群馬県にある日本百名山。

今回は駒ヶ岳登山口から黒檜山登山口へ周回するルートで歩いた。

 

 

赤城山から大沼

 

カルデラ湖の大沼を見下ろす。

写真はないけれど、頂上の黒檜山からはこの18日間で登ってきた山々が見渡せた。

武尊山、苗場山、谷川岳、至仏山(登らなかった)、燧ケ岳、巻機山……。

そのときの登山が思い出されて感慨深い。

 

赤城山はこれまでの山より穏やかな山だったこともあり、思い出に浸りながらリラックスして登ることができた。

 

葉の落ちた林

 

10月中旬の白樺は寒々しい姿になっている。落ち葉を踏みしめて歩く。

 

旅を終える

下山した後は、大沼の湖畔に車を移動する。

テーブルと椅子を出して、湖を眺めて過ごした。

 

「最後の山を終えてしまった……」

もう次がないんだなと思うと、抜け殻になってしまった気がする。

あとは高速に乗って家に帰る。旅程はそれだけしか残っていないことが寂しかった。

 

これまで書いてきた日記を読み直しつつ、そのあいだに何杯もコーヒーを作った。

最後の一人になるまで湖を眺めて、旅を終えることにした。

(2017年10月18日)