雨の日の登山対策|上州登山
一時帰宅
車中泊しながら百名山を登る「上州登山」の旅の途中だが、脚の状態が良くない。
普段は何ともないが、下山時に膝にズキッとした痛みを感じる。
苗場山の翌日は、久しぶりの晴れの予報で歩きたい気持ちがあったが、休んだほうが良いと思った。
しかし、1日休んで脚が復活したとしても、のちの2日間はまた雨予報……。
仮に、雨の間も含めて、3日間休んだとしても脚が治りそうもない感じもする。
そこで、一度帰宅して脚の回復を待ちつつ、態勢を整えることにした。
雨対策の道具をそろえる
帰ってすぐに、アウトドアショップへ買い物に行った。
この3日間は雨に降られたので、雨対策がしたかった。
ゲイター
1つ目は、ゲイター。
20年ほど前に登山教室に数回行ったときにスパッツを買った。それ以来押入れに眠っていたものを今回は持ってきたが、配色がレトロ過ぎて好きではなかったので変えたかった。
今回は、スパッツではなくゲイターを買ってみた。購入したのは、マックパックの『カスケードゲイターII』。のちに、使用した感想を書きたいと思う。
レイングローブ
2つ目は、レイングローブ。
雨の日の登山では、手を濡らさないことが大切だと感じた。苗場山を下りたあとに温かい飲み物を飲みたかったのでお湯を沸かそうとしたが、手がかじかんでいてそれどころではなく、車のエンジンを温めて温風で温めるしかなかった。
防水グローブとしてモンベルの『OutDryレイングローブ』、インナーグローブとして『ウイックロンZEOサーマル グローブ』を購入。こちらも、あとで感想を書きたい。
トレイルランニングシューズ
3つ目は、トレイルランニングシューズ。
靴は雨で濡れたときに備えて2足必要だと思う。しかし、苗場山でトレッキングシューズのソールが剥がれてしまって、1足になってしまった。
そこで、普段履きしていたモントレイルの『カルドラド アウトドライ』を投入し、再度2足態勢にする。レイングローブと同じく、アウトドライは防水性を期待できる。
100均でサコッシュを自作する
トレッキングポールホルダー
雨対策とは関係ないが、4つ目はトレッキングポールホルダー。
私は登山をするときは必ずトレッキングポールを使用するが、岩場のような歩きにくい地形ではポールが邪魔になることも多い。これまでは低山のように歩きやすい場所しか歩いてこなかったのでさほど不都合を感じてはいなかったが、最近登っている百名山は登山っぽい感じになってきていて、岩場や鎖場が出てくるようになった。すると、ポールの扱いに困るようになった。わざわざパックをおろして収納するのが面倒なので、脇差にする方法を選択。バッグの2か所にヒモでループを作って、一時的に吊るす形にする。ヒモはテントポール用のショックコードを使用した。
サコッシュ
5つ目は、サコッシュ。
サコッシュを自作してみた。100均で買ったポーチに、パラシュートコードをつけただけ。いらないストラップを切ってループを作り、ポーチに縫い付けたところが工夫したポイント。
見た目には市販品に劣るところはなく、100均には見えない、と思う。
「上州登山」の旅へ再出発
2日間の短いレストだったが、いろいろと対策はできた。
脚も大丈夫そうだし、のちに引っ越しも控えているので、あまり時間的な余裕はない。食料を再度買い込んで、10月7日に再出発した。
夜に車中泊場所に到着すると、またもや雨。
雨予報ではなかったのに、どうなっているんだ……。
雨対策したし、嘆いても仕方がない。いつものように、車の屋根に雨が叩く音を聞きながら眠りについた。
(2017年10月7日)