天幕ほしぞら

旅を写真で綴るブログ

北アルプスの装備・持ち物まとめ『裏銀座&表銀座4泊5日テント泊縦走』

表銀座とハイカー

表銀座を行くハイカー(左上)

 

最終日は、大天荘から『表銀座』縦走路を北上しました。

表銀座は人気のルートだけあって、燕岳に近づくにつれて、ハイカーが増えていきました。一昨日までは霧に包まれて眺望がなかったのが嘘のように、空は晴れ渡り、遠く槍ヶ岳まで見通せました。

燕山荘からは、『北アルプス三大急登』のひとつ『合戦尾根』の長い下りを駆け、下界へ……。

穂高駅でバスから下りると、焼けた肌に直射日光が当たってめちゃくちゃ痛い。駅舎に逃げ込みました。

 

こうして、僕の初めての北アルプスの旅が終わりました。

今回は『裏銀座&表銀座縦走』の装備・持ち物についてまとめたいと思います。

 

 

北アルプスに適した靴とは?

ハイカー

 

今回の持ち物で一番迷ったのが靴だった。

僕は近所の山を登るときはトレランシューズを履いているけれど、「北アルプスを歩くなら登山靴が必要」と言われるからだ。それはもう「常識」みたいなものだ。雑誌を読むとそのように書いてあるし、ショップでも必ず勧められる。「岩からの突き上げが痛いし疲れるから硬いソールが最適です」というおなじみのフレーズは、僕がアウトドアを始めた20年以上前から聞いているから、たぶん本当なのだろう。

 

一応、ショップで登山靴を物色してみたけど、今回はトレランシューズで行くことにした。その結論をいうと、まったく問題なかった。

 確かに、登山道はゴロゴロとした石の道だった。ガレ場、岩稜帯も連続する。いつもの低山の登山道よりも、石や岩のとんがりを感じながら歩く感じだ。そのような登山道では石の突き上げを和らげたいので、硬いソールの靴は重宝されるのかもしれない。

 

でも、どうしても登山靴が必要だとは感じるほどではない。むしろ、重い登山靴にはない軽いシューズのメリットに目が向く。

トレランシューズの良いところは軽くて疲れにくく、足さばきがしやすくて、足裏感覚に優れるところ。ひとことで言えば、身軽だ。その結果、足を正確に置けるし、早く歩けるし、疲れにくい。

唯一気になった点は、石が多くなったので足首をひねりやすかったこと。もしハイカットであれば、軽く痛めてしまった足首を保護できたかもしれない。 

北アルプスの登山道では、トレランシューズで歩く人を度々見かけた。

 

テントの選び方

槍ヶ岳山荘のテント場

 

旅前に不安だったことのもう一つはテントとテント場だ。

山のテント場は下界のキャンプ場と違って風がめちゃくちゃ強そうだし、それに耐えられるテントを使用しなければいけないんじゃないかと思っていた。

 

僕が使っている一人用のテントは、ビッグアグネスのフライクリークUL1EX。

このテントはY字型のフレーム構造で、半自立式と言えるモデル。一本しかフレームがないから、手で持って左右に揺らすと簡単に揺れるので、防風性に不安を持っていた。

一方、山岳で実績があるのは、クロスフレーム構造のテントだろう。

 

実際に使用してみた結果は、こちらも問題なかった。ただし、今回はフライシートがバタバタというぐらいの風が吹いていたけど、台風みたいな強風下で耐えられるのかというとわからない。

ちなみに、フライクリークは一度も見なくて、クロスフレームの使用率は多かった。

 

裏銀座&表銀座の住と食

山小屋

双六小屋

双六小屋

 

「布団2枚で5人」というフレーズを、何度か耳にした。もし私が小屋泊まりを選択していたら、着替えを持ってきていない私と同じ布団に寝る人はかなり気の毒なシステムだ(笑)料金は6000円(素泊まり)ぐらい。

小屋泊まりは、一度だけ経験があるけれど、そのときに隣の人とくっついて寝られずに苦しい思いをした。そのときは寝袋だった。やっぱり僕は、永遠にテント派かもしれない。

 

テント場

燕山荘のテント場

燕山荘のテント場

 

 

今回は4つのテント場に泊まった。

烏帽子小屋、三俣山荘、槍ヶ岳山荘、大天荘。

どのテント場も良かったけど、一番印象に残っているのは槍ヶ岳山荘だ。山荘に到着し、岩に張り付くようにテントが張ってあるのを見たときには緊張した。悪天候で無くて良かった。

大天荘は眺めが良くてのんびりしていた。人が少なくて、目の前は開けているので、ゆっくりと風景を鑑賞することができた。

テント場は夕方になると顔にまとわりつく虫がうるさかった。

 

テント泊縦走の食事

フリーズドライの食事
 

GWに大峯奥駈道を歩いたときと同じメニュー。

テント場ではしっかりと調理する人も良く見た。

 

 ロングトレイルの食事メニューはこちら

 

北アルプスの水場

雪渓の水場

念のために補給……

 

道中に水場はほとんどないが、小屋で補給することができる。

水の補給の不安がないのは気分的にすごくラクだった。その日の行動用とプラスアルファだけを持てばいいから、荷物も軽くなる。

 

北アルプスの装備・持ち物

服装

昼間はTシャツか長袖、夜は冷えるのでダウンがあるといい。シュラフは「リミット4℃、コンフォート8℃」の夏用シュラフで良かった。

お盆の『雲ノ平周回』の旅ではダウンは必要なかった。

 

新品のモンベル『バーサライトパンツ』に穴が開く

バーサライトパンツに穴が開く

 

今回はモンベルの『バーサライトパンツ』を使用した。このパンツのすごいところは、100gを切る重量。これは、着ていても軽さを感じるぐらいなので良かった。コンパクトに畳めるので、ザックのなかで場所をとることもない。

 

しかし、残念なことがあった。

そのひとつは、僕にはルーズなシルエットでだぼつくこと。

そして、穴がカンタンに開いてしまったこと。

新品をおろしたその初日の夕方に脱いでみると、穴が開いていることに気付いた。普通に歩いていただけだったし、穴がいつ開いたのかも全くわからなかったので、唖然とした。

あとでしっかりと確認したら、穴になりかけている擦り傷が他にも二つあった……

 

装備リスト

北アルプスの装備リスト

 

ヘリの補給を見守るハイカー

ヘリの補給を見守るハイカー

燕山荘に向けて歩くハイカー

燕山荘に向けて歩くハイカー(右)

霧のなかを歩くハイカー

 

 

『裏銀座&表銀座4泊5日テント泊縦走』の日程

日程

Day1 高瀬ダム~烏帽子小屋

Day2 烏帽子小屋~三俣山荘

Day3 三俣山荘~槍ヶ岳山荘

Day4 槍ヶ岳山荘~大天荘

Day5 大天荘~中房温泉

 

登頂した主な山

烏帽子岳【日本二百名山】

野口五郎岳【日本三百名山】

鷲羽岳【日本百名山】

槍ヶ岳【日本百名山】

大天井岳【日本二百名山】

燕岳【日本二百名山】

 

(北アルプス『裏銀座&表銀座』縦走 2019年7月27~31日)

 

『裏銀座&表銀座』縦走をはじめから読む!

今週のお題「夏を振り返る」