ノースフェイス『クライムベリーライトジャケット』のレビュー
ノースフェイス『クライムベリーライトジャケット』を2017年くらいから愛用しています。『クライムベリーライトジャケット』は裏地にC-KNITバッカーを採用したことで、しなやかな着心地と軽量コンパクトな携行性を実現しています。僕は、登山中に遭遇する突然の雨や風、気温の低下など天候の変化に備えていつも持ち歩いています。
今回は、ノースフェイスの他モデルと比較しつつ、なぜ『クライムベリーライトジャケット』を選んだのかレビューしたいと思います。
登山用シェルジャケットに求める基準
僕は、2017年くらいからノースフェイスの『クライムベリーライトジャケット』を愛用しています。
僕がシェルジャケットを選ぶときに着目している点は、防水性、携帯性、耐久性、そしてデザインや着心地です。
- 「防水性」…快適で安全な登山のために、ゴアテックスに代表される防水透湿性の性能は重視したいポイントです。
- 「携帯性」…パックの中で場所とらない「携帯性」の良さ。天候の急変に備えて、大体はバックパックの中に入っているものなので、できるだけ小さくて軽いものが望ましいです。
- 「耐久性」…簡単に穴があいてしまうようなものは困りますよね。すぐに買い換えるものではないので永くもってほしいです。
- 「デザインや着心地」…「服」の機能として押さえたいポイントです。
ちょっと値段は高かったんですけど、『クライムベリーライトジャケット』はこれらの条件を満たしていたので購入しました。
そして、これまで各社のシェルジャケットを試してきたなかで、一番気に入っているのです。
※注意
ノースフェイスに問い合わせたところ、2021年に『クライムベリーライトジャケット』の入荷はないそうです。
後述する『パンマージャケット』や『クライムライトジャケット』も軽量なジャケットですので、似た使用感になると思います。参考にして頂けると幸いです。
ノースフェイス『クライムベリーライトジャケット』の特徴
C-KNITバッカー採用で着心地がよい
『クライムベリーライトジャケット』で特筆したいのが着心地です。
裏地にはC-KNIT BACKERを採用していて、これが肌ざわりがよくて、とてもしなやかなのです。サラサラしていて、腕の通りもよいです。
初めて着たときは驚きました。レインウェアはゴワゴワするものという認識がそこで吹っ飛びました。
軽くてコンパクトになる
表地のナイロンは13D(デニール)です。
デニールというのはナイロンの糸の太さ、つまり素材の厚さです。厚くなれば耐久性が増し、その分重くなります。
他のゴアテックス3レイヤー(3層)のモデルでいうと、
『パンマージャケット』→15D(250g)
『クライムライトジャケット』→20D(295g)
『マウンテンレインテックスジャケット』→70D(490g)
『クライムベリーライトジャケット』は13Dということで、その他のモデルと比べると耐久性にやや劣ります。
しかし、その分だけ重量を軽くすることができます。公称値250gは、Tシャツよりちょっと重いくらいです。
耐久性と軽量性のどちらをとるか、ですね。
そして、この表地の軽さと裏地のしなやかさのおかげで、畳んだときに非常にコンパクトになるのが良いところです。抵抗感なく「しなっ」と畳めて、小さくなってくれるのです。
僕は長距離を歩く際は荷物の重量をできるだけ抑えたいので、この軽さと携行性の良さはメリットになります。
永く使えそう
耐用年数については使い方によるでしょうが良いのではないでしょうか。
これ以前には、同じノースフェイスの『レインテックス』と『レインテックスフライト』というレインウェアを使用していました。
かなり丈夫な生地で、少々荒い扱いをしても破けることもなく、かなり長持ちしました。
この『クライムベリーライトジャケット』も買ってから数年が経ちますし、そろそろ違う色のジャケットが欲しいなとも思っているのですが、まったくの現役バリバリ。まだ当分使えそうなので悩みどころです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
先にも書いたように、残念ながら『クライムベリーライトジャケット』は廃番になってしまったようで、市場に残っているものはわずかなようです。
同じように軽量なジャケットというと、前述した『パンマージャケット』と『クライムライトジャケット』があります。
『パンマージャケット』は裏地にC-KNITバッカーを採用しています。一方、『クライムライトジャケット』はマイクログリットバッカーです。
防水性、携帯性、耐久性、そしてデザインや着心地……。
何を重視するかによって、適切なジャケットは変わってくると思います。
特に着心地は全く違うので、お店で試着されるのをおすすめします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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