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ロングトレイルで使用した全ての装備を紹介【テント泊】

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2泊3日、琵琶湖を見下ろすロングトレイルの旅

2021年の秋は、以前から歩きたいと思っていた『比良比叡トレイル』を歩きました。

『比良比叡トレイル』は琵琶湖の西側を南北に抜ける約52kmのロングトレイルです。比叡山延暦寺の麓、滋賀県大津市坂本から出発し、高島市の朽木までを2泊3日でテント泊をしながら歩きました。尾根沿いのトレイルからは、水面の輝く琵琶湖と広い空の絶景が見下ろせます。

今回は、このロングトレイルの旅で使用した装備・持ち物を全て紹介したいと思います。

 

ロングトレイルの装備・持ち物の紹介

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ロングトレイルの全装備


基本的には、以前紹介した7泊8日のロングトレイルの装備で行きました。

 

ロングトレイルを歩いたので装備・持ち物をまとめました。【大峯奥駈道~熊野古道中辺路】 - 天幕ほしぞら

 

あの時は5月のGWだったのですが、標高が1500~2000mの大峯奥駈道区間では非常に寒くて晩秋の装備で丁度よい感じでした。対して、今回の『比良比叡トレイル』は、時期は11月の晩秋で、1500mまでの低山。大体同じ装備で良いと判断しましたがOKでした。

 

以下の表は、『比良比叡トレイル』で使用したギアリストです。

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ロングトレイルのギアリスト

ベースウェイトが約11kg。行動中に着ているものが約1.7kgで、食料(計り忘れた)と水が約4kg。総重量が約16.7kgになりました。

 

新しく加わったロングトレイルの装備

愛用する浄水器『ソーヤー/マイクロスクィーズフィルター SP2129』

この浄水器は3代目です。1代目の『セイシェル』は非常に手軽に使うことができた浄水器でした。そして、2~3代目としては『ソーヤー マイクロスクィーズフィルター SP2129』を使用しています。

ソーヤーの『マイクロスクィーズフィルター』は、同社の『ソーヤーミニ』よりも水の出が良いそうです。再購入した理由は、長年収納している間に中が詰まってしまったからです。

注射器が本体並みにでかいので、セリアで購入した小型のものに代えています。まったく問題なく使えるのでおすすめします。

 

 

使用頻度の高い薄手のインサレーション『パタゴニア/マイクロ・パフ・フーディ』

これまでは、モンベルの薄手のダウンを着ていました。

でも、何度着てもデザインが気に入らなくて、安さにつられて購入してしまったことをずっと後悔していました。それでも、高価なものはそうそう買い換えられないので、10年近く着ていたと思います。

 

そして今回買ったのがパタゴニアの『マイクロ・パフ・フーディ』。

以前から、『ナノ・パフ・フーディ』に買い替えようとしていたのですが、363gの重さが気になって購入に踏み切れませんでした。対して、『マイクロ・パフ・フーディ』は264gと軽量です。軽量になると保温性が失われそうですが、「パタゴニアの製造史上、その重量に対して最高の保温性を発揮するジャケットがマイクロ・パフ・フーディ」とのこと。「『ナノ・パフ』よりも軽いのに温かい」という記事もあったので購入を決めました。しかし、すでに製造中止になっていたようで、アウトレットでの購入です(現時点ではまだ在庫あるみたい)。

 

モンベルの薄手のダウンと比較してみるとシルエットが結構違います。モンベルはまるでダウンの毛布を服型に切ったようなのっぺりとしたデザインですが、パタゴニアはタイトな着心地。腰回りや腕周りにダブつきがなく、動きやすいです。重量もほぼ同じで、新品な分だけ温かく感じます。

 

化繊のインサレーションジャケットを選んだ理由は、水濡れに強いからです。以前、カヤック旅の初日にモンベルのダウンを濡らしてしまったことがあって、その後数日乾かずにダウン無しで過ごさなければいけなくなったことがありました。ダウンって本当に乾きづらいんですよね。

化繊のジャケットはかさばるのがデメリットですが、行動中にも着れるし、気軽に洗えるのが好きです。

 

 

ヘッドライトの予備を持つ『ペツル/ジプカ』

テント用のライトとして、ソーラーパフ(現在は「キャリー・ザ・サン」と名称を変更)がお気に入りでした。ソーラーライトは電池切れを心配しなくてよいので、テント内で使用したり、予備のライトとして安心感があるんですよね。

しかし、このところ電池の持ちが悪くなっていたんです。電気をつけてしばらくすると薄暗くなり、1時間以内に消えてしまう感じ。

 

「また新しくキャリー・ザ・サンを購入するしかないな」と思っていた矢先に、またライトに関する体験をしました。それは、星の撮影で夜の山道を歩いていた時に、ヘッドライトの電池が切れるという恐ろしい体験……。このときは、めちゃくちゃ焦りました。僕は心配性なので必ず予備の電池は持っているし、そのことは頭ではわかっていたのですが、電池が切れた瞬間にゾッとした自分自身に驚きました。「ソーラーライトじゃなくて、ヘッドライトじゃなきゃダメだ」と一瞬で考えを改めました。予備に持つものを電池ではなくヘッドライトにすれば、玉切れなどの故障に備えることもできますしね。

メインのヘッドライトはペツルの『ティカXP』、サブは同じペツルの『ジプカ』です。

 

 

雨でも安心。防滴スマホ『Xiaomi Redmi Note 10 Pro』

僕にとってスマホの登山アプリは必須の装備です。「登山アプリが生きているかどうかは命に関わる」というのは大げさではないと思っていて、これまでの雨での故障や電池切れの経験から、スマホの予備を持つことにしました。

防滴機能のあるスマホ『Xiaomi Redmi Note 10 Pro』を購入し、以前まで使っていたものを予備に回しています。

 

今回初めて予備を持って山に入ったわけですが、安心感が全然違いました。

でも、本当意味ないのが、今回旅を終えて予備スマホを見ると電池切れになっていたこと……。予備のスマホは電源を切っておくべきでした。

ちなみに3万円台で購入した『Xiaomi Redmi Note 10 Pro』のカメラ機能はスゴイです。動画にしてあります。

 

 

『比良比叡トレイル』のために特別に用意したもの

公式ルート確認に便利『比良比叡トレイルマップ』

地図は公式サイトから取り寄せました。1冊1100円(送料込み)で、山と高原地図のようにコースタイムの書かれた地図です。2021年8月に発売されたばかりなので情報は新しいはず。

実際には、Yamapの地図アプリをメインで見ながら歩きましたが、アプリの赤実線ではないルートを通る箇所があるので、公式ルートを確認するためには買っておいて良かったと思いました。

 

 

比良比叡トレイル公式サイト

比良比叡トレイル

 

 

比良にもヒルが?『ヒル下がりのジョニー 50ml』

ネットを見ていたら比良にもヒルがいるとのこと。

個人的には、昔、川沿いを歩いたときに、気づいたら足からだらだら血を流していたことがあって、おそらくヒルの被害はその時限りと思います。

5~11月がヒルの活動時期だそうで、慌てて『ヒル下がりのジョニー』を注文しました。

正直、効果があったかはわかりませんでした。頻繁に足をチェックしましたが問題なし。休憩時にはバックパックの表面もチェック。バッグにはスプレーしませんでしたがこちらも問題なし。気温が20℃以下だったのでおそらくいないのだろうと思いました。

メーカーに改善して欲しいのは、スプレーする時とバッグに入れて移動している間にけっこう「漏れ」があったことです。手がべたべたになりました。持ち歩く際はビニール袋などに入れたほうが良いと思います。また、靴にスプレーしたら生地が変色してしまったので注意が必要です。

 

 

秋のロングトレイルの服装とシュラフ(防寒)

5月の大峯奥駈道は標高1500m付近のテント泊でしたが、氷点下の朝になることもありました。

今回の比良比叡トレイルは11月初めの標高1000m付近でのテント泊なので、大峯奥駈道の服装なら寒い思いをしないだろうという予想でいきましたが当たりました。

 

シュラフモンベルのダウンハガー900の#2です。#3でもいけるかもしれませんが、僕は寒がりなので#2。ダウンパンツを履いても、1000m弱の八雲ヶ原でギリギリでした。

 

下はアルパインダウンハガー800の#2。

 

装備の改善点

バックパックの容量を小さくする

バックパックはグレゴリーの『トリコニ60』を使用しました。

でも、オスプレーの『ケストレル48』なら1kgくらい軽くなったんじゃないかと思います(経年劣化で最近処分してしまった)。

自分的には、2泊3日だと50L、マットを収納するなら55Lが必要なようです。『トリコニ60』だと余裕を持って収まります。

 

どちらのバックパックもショップで聞く限り売れ線だそうです。ケストレルは安くて多機能、トリコニは背負いやすさと安心感。内容量が10kgを越えてくると、オーソドックスなパックが使いやすいように思います。

 

 

今回の旅で使わなかったモノたち

ファーストエイド、とげぬき、鼻毛切りはさみ、ヘッドライト予備、スマホ予備

 

例えば、リストにある「爪切り」なんかはいらないように思えますが、今回も気づかないうちに爪が割れていたので装備に入れています。

結局、いらない装備はなかったと思います。

 

ロングトレイルの食料計画

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ロングトレイル2泊3日の食料

 

今回の食料は、大峯奥駈道と同じにしました。

写真は2泊3日分の食料で、ほかに予備として1日分の行動食を携帯。結果的に、行動食が1日分くらい余ったので2日分の余裕がある感じです。

調理にはお湯を沸かすだけなので、軽いチタンクッカーを選択しました。ガス缶はプリムスの250缶を持ちましたが、2泊3日の行程で1/4くらいしか使っていないように思います。

 

ロングトレイルのコスト

今回は終点となる駅の近くにあるコインパーキングに車を置いて、始点には電車で移動しました。

この交通費のほかに使ったお金は、「食費」のみです。フリーズドライではなくレトルトを使用するなど工夫すれば、もう少しコストを下げられると思います。軽いのは捨てがたいですけどね。

通常は無補給で行くのですが、今回はびわ湖バレイの自販機を利用。自販機はリゾート料金でした。

 

ロングトレイルの装備・持ち物のまとめ

僕は寒がりなので衣類や寝袋、テントなどの重量が増してしまいます。また、バックパックも重めのモノを好んでいます。というのも、三脚を取り付けたり、雨天に対応するために、2気室で頑丈な生地を使用したモデルが必要だからです。

それ以外についてはかなり軽量化しているつもりなのですが、いかがでしたでしょうか。実は、途中で「すごい荷物ですね」と言われたのはちょっとショック(笑)

 

「何を持ち、何を削るか」を考えるのは楽しいですよね。

このロングトレイル用の装備リストがお役に立てば幸いです。

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

 

動画について

動画では2泊3日のロングトレイルを歩くための装備を細かく紹介しています。ぜひご覧ください。

 

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2021年11月にこの装備を持って『比良比叡トレイル』を歩きました。

 

7泊8日のロングトレイル旅『大峯奥駈道熊野古道』の装備はこちらにまとめました。