『山岳地形と読図』を読んだ
先日は『地図読み はじめの一歩』という本を読んだ。
その実践で、青梅丘陵へ出かけた。はじめての地図読み登山だった。
そして、今度は『山岳地形と読図』という本を手にした。
『山岳地形と読図』
前回読んだ『地図読み はじめの一歩』は初心者にもわかりやすい本だった。
そこで、2冊目も同じ平塚晶人氏の本を探した。
今回の『山岳地形と読図』は同じ著者だけあって、内容はそれほど変わらない。
どちらかというと、『山岳地形と読図』は、やや教科書的な作りだ。
前回は、『山登りABC』シリーズのうちの1冊で、今回は『ヤマケイ・テクニカルブック登山技術全書』シリーズの本。
対象読者が違うのかもしれない。教科書のように本棚に置いて、何度も見返しやすいように構成されているように見える。
だから、眉間にしわを作って読み込む姿勢になったし、読み終えるのにも時間がかかった。少々、勉強チックだと思った。
もし最初にこちらを読んでいたら、挫折はしなかったと思うが、ハードルはかなり上がった。
前回の『地図読み はじめの一歩』はペラペラで携帯しやすい本だった一方で、『山岳地形と読図』はB5サイズと大きくなった。
サイズが大きくなった分だけ、掲載されている地図が読みやすい。前回は紙面に目を近づけて凝視しないと等高線が読めなかったのだ。写真も増えたから、地図との対比がわかりやすくなった。
初心者に地図読みの本を薦めるなら
地図読み初心者なら、先に『地図読み はじめの一歩』を読むのがおススメだ。
気楽に読めるし、地図読みで大切なエッセンスがカンタンに身につく。その後、『山岳地形と読図』で肉付けをしていくというやり方がいいと思う。
偶然、自分の場合はその順番になったが、はじめに『地図読み はじめの一歩』を読んでいたせいで、まったく問題なく読みこなせた。
本の最後には、地図読みの腕試しとして、西丹沢・屏風岩山/京都北山・城丹国境尾根のモデルコースが載っている。
『山岳地形と読図』を持って山を歩くのもありだと思う。