『伊根の舟屋』で写真散歩。

伊根の舟屋

伊根の舟屋は、船の収納庫の上に住居を備えた民家です。漁師さんの家であるのはもちろんですが、中には宿泊施設もあるそうです。
海際のギリギリまで家がせり出しているので、水面に浮いているように見えますよね。

『道の駅舟屋の里伊根』から、その舟屋群を見下ろすことができます。湾に沿って妻切の屋根が連なっているのがわかります。
この風景を見ていて少し気になるのは、海に接近して家が建っていても平気なのかということ。最近は災害が多いですので。
写真にも見えるように、この湾は山に囲まれています。実は、この地形が静かな港を作る要因になっているそうです。
伊根湾と日本海の接するほぼ中ほどに、自然の築いた防波堤のように緑濃い青島が浮かんでおり、伊根湾の入り口を二分している。しかも、伊根湾の三方を囲んでいる急傾斜の硬い岩山は、そのまま海に落ちて深い淵をつくっており、波を起こしにくい地勢を形成している。また、伊根湾においては潮の干満差は極めて小さく(年間50cm程度)、静穏度の高い天然の良港といえる。
-道の駅の案内板より
夜になると各家に電灯が点き、その灯りが海の反射して見えます。少し足を伸ばしてみると、沖に漁火を見ることができました。
写真に写っている舟屋はごく一部です。ぜひ足を運んで見てみてください。



写真には写っていませんが、海をのぞき込むと魚の群れが見えました。釣り客も沢山います。
丹後半島周辺を観光
家に帰る途中の一コマ。



海岸沿いを走ると、どこにでも釣り師がいます。
これは山奥へ行っても同じで、これまた、どこにでも釣り師がいます。
朝早くから夜まっ暗になるまで、数えきれないほどの釣り師が竿を振っています。
こんなに沢山の釣り師がいるのですから、釣りってよっぽど楽しいのでしょうね。
僕も少しだけフライやルアーを使った釣りをします。もちろん楽しいのですが、ハマるほどはやっていません。
でも、海釣りをするとハマる気がします。釣った魚を食べたら、絶対美味しいだろうなって思うんですよね。



天橋立にも立ち寄りました。山の麓にマツ林が横に走っているのが見えるでしょうか。
丹後半島観光の個人的な感想
長年、関東に住んでいた僕にとって、丹後半島を含めた若狭湾周辺は行きにくい場所でした。
地図を見ると、大きな琵琶湖に行く手を阻まれているように見えますし、これといった見どころがないようにも思えたからです。(失礼。実は、今回初めて、舟屋や天橋立がここにあることを知りました。)
しかし、今回は縁があって、丹後半島を観光することができ、胸のつかえが取れた気がします。
丹後半島は京都府ということで自然は都会風(?)なのかなと思っていましたが、予想より海が綺麗だったことに驚きました。
冬はまた違った情景が広がっているのだと思います。いつかまた、じっくりと滞在したいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
(9月29日)