天幕ほしぞら

テントに泊まる登山とロングトレイルの旅

「キャンピングカー暮らし」を考える

キャンピングカーのある生活

キャンピングカーショーへ行って、色々と考えた。

 

キャンピングカーを所有したことのある人生。

キャンピングカーを所有しなかった人生。

どちらを選ぶかと問われたら、前者なのは間違いない。

 

モノを買ってはじまる生活

もし、自分がキャンピングカーを買ったら、家に籠ってばかりの生活は激変するだろう。

子どものようにはしゃいで、乗ったり降りたり、平日から落ち着かないに違いない。コンビニ飯を食うために出かけたり、家で作ったご飯をわざわざキャンピングカーで食べようとするかもしれない。少しでも多くの時間を駐車場で過ごしたいと思うはずだ。

そして、キャンピングカーを買ったら、海釣りをやってみたい。前夜に出発して釣り場の近くで車中泊する。夜遅くまで本を読んだり、ブログを書いて過ごす。

 

何かに似ていると思ったら、バイクを買ったときと同じだ。

高校を卒業してすぐにバイクの免許を取り、HONDAのSPADAを手に入れた。すると、行動が一変した。はじめて独りでキャンプに出かけたり、海に行ったり、夜遊びをするようにもなった。

バイクを買うことで学校やバイトまでの往復しか知らなかった世界が近隣の県まで広がったのだ。

 

モノを買ったからこそ、はじまる生活はある。

バイクの時がそうであったように、キャンピングカーを買うと自由がはじまる気がするのだ。

 

キャンピングカーショーの会場を出た。

近くのイオンでおにぎりとテイクアウトの惣菜を買った。

幕張海浜公園の駐車場に車を停めて、海が見える浜まで歩いた。

砂浜に座って海を見ながら飯を食う。

 

沖には、いくつもの船舶が見えた。

都会の海だが、久しぶりの自然はやっぱりいいものだ。

海を眺めているうちに、気持ちがリセットされた。

 

いくら考えてもわからない。

試してみないと、本当の気持ちはわからないと思った。

(2月)

 

関連する記事