9月の最初の3連休は、関西圏からもアクセスしやすい四国へ行ってきました。
僕は30代になるまで関東に住んでいたのですが、その頃の四国の印象は「何もないところ」でした。四国は遠いし、関心が低かったので、一生行くこともないだろうなと思っていたぐらいです。すいません。
でも四国遍路で1200キロを歩くことになり、50日間滞在してからは、四国の大ファンになりました。温暖な気候、美しい海、大きな空、温かい人たち……。
9月の3連休は、そんな四国の「海」「山」「川」で遊んできました。
1日目は、「瀬戸内海でシーカヤック」
1日目はシーカヤックのツアーに参加し、東かがわの海を漕いできました。
天気は晴れ。
午前中は沖合いの島を目指しました。
「しばらくカヤックを漕いで沖合いに出たら、2、3分おきに後ろを振り返って、現在地を確認してください。」
出発した浜の位置が真後ろにあればまっすぐ進んでいますが、違う方向にあれば潮に流されていることがわかるという塩梅です。
今回の参加者は、常連さんと初心者の僕でしたが、ガイドさんは親切にもレクチャーしながら漕いでくれました。
人間は海という大自然のなかではあまりにも無力です。
シーカヤックでは天候や潮の流れなど気を遣う場面が多いので、こうしたレクチャーは非常に勉強になります。
午後は、岸と平行に漕ぎ進みました。
カヤックの良さは海からでしか近づけないような浜に上陸したり、海から岸の風景を見たりできることです。9月なのでまだ日差しも強く、海水もぬるい時期。浜で休憩したときは海に飛び込んで気持ちがよかったです。
面白かったのは、トビウオの赤ちゃんを見れたこと。カヤックと平行してトビウオの赤ちゃんが泳いでいたのですが、水面の上を本当にびゅーんと「飛ぶ」のがすごかった。
僕は人付き合いが苦手なので、こういうツアーは尻込みしてしまいます。雑談が続かずに一人だけ浮いてしまうのは毎度のことですが、最近は少しずつ人慣れしてきた気がします。
もう若くないので体が動くのはあとわずか。臆せずに参加していきたいと思っています。
2日目は、「剣山を日帰り登山」
2日目は「山」。
四国には日本百名山が二つあります。そのうちのひとつ、剣山に登ってきました。
これは写真があるので別記事にしたいと思います。
3日目は、「吉野川で激流ラフティング」
初めてラフティングに挑戦しました。
正直言って、ラフティングにはまったく興味はありませんでした。
だって、皆でゴムボートに乗ってわーって下るのはあまり冒険心は動かないですよね。
でも、想像していたのよりも断然面白かったです。
まあ、でもオッサン一人参加の場違い感はすごかった(笑)
参加者は母娘を除いて、10~20代の若者ばかり。今回のようなツアーのイベントに限らず、何かの集まりで最年長者になったのは初めてでした。後で若い人たちに集合写真を見たら、本気でガッカリ。こんな時が来るなんて……
スタッフさんの掛け声に合わせて、パドルをあげて「イェーイ」とか、岩からの飛び込みとか、始終テンションが高いので、どのように反応すればいいのかいちいち考えてしまいます。正直、世界に誇る小歩危の激流よりも、断然難易度が高かったです。
でも、本当に楽しかったです。
それも、スタッフさんとリピーターの方が、すごく気を遣ってくれたから。ありがとうございます。
それにしても、若い時から毎回こんなテンションの週末を過ごしていたら、性格変わってたかも。
上から見るのとは全然違い、落差があります。
ラフティングはスタッフさんが撮った写真しかないので、今回は写真はなしです。
(9月14~16日)