雪山で有名な2つの山に登る
雪山の経験はないけど、いつか雪山には登ってみたい。
その予行演習というか、無雪期に一度登っておくと冬山との比較できるかなと思い、手ごろな雪山として有名な『高見山』と『三峰山』に登ってきました。いつものように一人で日帰り登山です。
高見山でリハビリ登山【日本三百名山】
5月の晴れた休日。午前8時にたかすみの里(たかすみ温泉)の駐車場をスタート。
すぐに杉のいい匂いに包まれます。花粉が終わると、いい匂いに代わるのです。
高見山(たかみさん/標高1284m)は、奈良県と三重県にまたがる山だ。冬は霧氷が見れることで有名で、その形から「関西のマッターホルン」とも呼ばれる。
実は、先週のロングトレイル130kmの旅で膝を痛めました。それから一週間経つものの膝の調子は良くなくて、膝を床につくだけで痛みがある状態です。このまま治らないんじゃないかという不安が……。いまさらだけど、大峯奥駈道を終えた時点で歩くのをやめるべきではなかったのかと思ったりもします。
でも、高見山の登山道は良く整備されていて登りやすくて快適でした。雪山で有名な理由のひとつは、この歩きやすい登山道にあるのかもしれません。
巨大な杉を目の前にするとちょっと怖い。
昔の人は現代の人よりも敏感で、自然の生命力をビリビリと感じていて畏怖したのではないでしょうか。
頂上までは展望はほとんどないけど、風通しが良くて気持ちがいい山です。
何度か沢を渡り、谷筋の尾根を上っていきます。 杉の林がマツに変わり、広葉樹の森に変わります。
山頂は360度のパノラマ。
大峯の山々が見えました。まだ一週間しか経っていないのに、少し心がうずきます。
高見山日帰り登山の記録
日付/5月12日
行程/たかすみの里からピストン
天候/晴れ
移動距離・所要時間/8:00~13:35
三峰山 日帰り登山【日本三百名山】
登山口まで歩く途中にあったはげ山。印象的でしたので……。
三峰山(みうねやま/標高1235m)は、奈良県と三重県にまたがる日本三百名山だ。高見山と同じく冬は霧氷が見られる山。
不動滝コース
みつえ青少年旅行村の駐車場を出発。
沢沿いの舗装路を不動滝まで歩きます。川は護岸されているものの、水は綺麗です。
不動滝に到着。冬は凍ったりするのでしょうか。
滝からはひたすら杉林を上ります。
一般的な杉林の登山道を思い浮かべてもらえばいいです。階段は多いけど、フワフワとした杉の葉の上を歩くので脚の負担は軽いです。
上りは長いけど、ほとんど疲れることなく稜線に出ました。
稜線に出たら数百メートル水平移動するとあっという間に頂上です。
ずっと杉林を登るので、寒い冬は風を遮られるからいいのかもしれません。
頂上の眺めは限定的で、木々の隙間から眺めるといった感じ。
帰りもひたすら杉林を下りました。
三峰山日帰り登山の記録
日付/6月2日
行程/不動滝コース~新道コース
天候/くもり
移動距離・所要時間/8:00~12:00(アプリはゴールボタン押し忘れ)
低山の登山
調べてみると関西近郊で登れる雪山というのはたくさんあるみたいです。
そのうちの2つの低山に登ったわけですが、もし最初に登りに行くなら高見山かなと思いました。
それにしても、どこにいっても低山は杉林の植林ばかりで憂鬱になってきました。
低山ばかりを歩いているので、杉林の写真展が開けるほど杉の写真ばかりを撮っている気がします。(しかも、どこで撮ったのか判別できない)
本格的に登山をはじめて間もないので、これまでは日本百名山や日本二百名山、三百名山を基準に登ってきましたが、植生の変わる「標高」をもうひとつの基準にするといいかもしれないと思いました。