秋空の伊吹山
荒島岳を下山し、夜のうちに伊吹山のふもとまで移動し車中泊しました。
そして、翌日は晴れ。
澄み切った秋空の下、伊吹山を登り始めました。
伊吹山(いぶきやま/標高1377m )は滋賀県と岐阜県にまたがる日本百名山です。
9合目まではドライブウェイが走っているので、容易に山頂へ登ることができます。
僕は麓の駐車場に車を停めて、表登山道ルートを登りました。
登山道は、見晴らしのよい傾斜をひたすら登っていきます。
雲一つない空には鳶が数羽旋回し、パラグライダーも飛んでいました。
山頂は広くてのんびりできる
遮るもののないゲレンデを登るような登山はとにかく退屈でした。あまりにつまらないので、下山時は走って下りたぐらいです。
でも、それを帳消しにするほどに、山頂からの景色が素晴らしかったです。
山頂からは、ぐるっと360度の景色が見渡せます。眼下にはブルーの琵琶湖が、遠くには雪化粧した山が見えました。
頂上の売店は、昭和のような風情。
山頂直下まで車で上がってこれるので、多くの人でにぎわっていました。でも、人は多いけれど、景色を眺めるための場所を確保するのは難しくありません。それだけ、山頂は広く開けています。ゆっくりと景色を眺めたり、山ごはんを食べたりするのに最高のロケーションです。
でも、秋の山頂は冷たい風が吹いているので注意が必要です。
ラーメンを作るために持ってきたストーブが暖を取るのに役立ちました。暖かい装備を充分に持って、山頂でゆっくりするのが良いと思います。
僕も、真っ青の空と琵琶湖を眺めながら、濃い時間を過ごすことができました。
琵琶湖を望む絶景が目前に広がっています。
関西からアクセスしやすい日本百名山
先日は、「今年中にアルプス以外の百名山を全て登るんだ」という方と出会いました。普通に仕事をしている人で、休日だけ使って登っているとか。一日に2つ登ることもあるらしいです。
僕はその方のような百名山ハンターではありませんが、やっぱり数が「百個」と決まっているとコンプリートしたくなるものですね。
百名山は晴れてさえいれば、後悔しない風景に出会えますし、多少遠くても出かけようという気になります。
今回は、荒島岳と伊吹山を登ったので、関西からアクセスしやすい日本百名山のなかで残っているのは、中国地方の大山、四国地方の石鎚山の二つになりました。
来年には、ぜひ登ってみたいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
(2019年11月10日)