天幕ほしぞら

テントに泊まる登山とロングトレイルの旅

なめるとやばい?『ダイヤモンドトレール』1泊2日テント泊縦走

ダイヤモンドトレールの石碑

 

関西で最も有名だと思われるロングトレイルが『ダイヤモンドトレール』です。

起点は、奈良県香芝市の屯鶴峯と大阪府和泉市の槇尾山。二上山、日本三百名山の大和葛城山、日本二百名山の金剛山、岩湧山といった峰々をつなぐ長距離歩道です。

今回は、全長約45キロメートルの行程を1泊2日で歩いてきました。

 

 

ダイトレでトレーニング

トレイルは、低山特有の細かいアップダウンが続き、ほぼ杉の樹林帯のなかを通り抜け、たまに展望があるという感じです。

トレイルはよく整備されています。標識が多く、人も多いので、迷いなく安心して歩けました。

ひたすら「もくもくと歩くのみ」という感じです。正直、写欲がそそられる風景はありませんでした。

 

アクセスが良く、低山なので比較的気楽な気持ちで歩くことができます。

しかし、「簡単に歩ける」となめていると痛い目に合うかもしれません。

宿泊地は『ちはや園地』のキャンプ場にしましたが、ちょうど中間地点に位置しているので、2日とも20キロ以上を歩かねばなりません。僕にとっては一日に歩く距離としては長かったです。

しかも、2日目はバスに乗り遅れないように、早朝に出発する必要があります。

前回歩いたときは、半分の距離しか歩いていなかったので、気持ちに余裕がありました。でも、今回はずっと歩きっぱなし。

あまり面白くはないなと思ったのは、それが理由かもしれません。

 

ところで、僕の日記には「葛城山から水越峠への下りがやばい」と書いてあります。この記事を書いている時点(1月)では何がやばいのか忘れてしまいましたが、注意してください(笑)

 

そうそう。終点のお寺からバス停まではかなり距離があります。乗り遅れないように。

 

ダイヤモンドトレールのトレイル

ダイヤモンドトレールを歩くハイカー

葛城山山頂

晩秋の山

ダイヤモンドトレールから奈良盆地

ダイヤモンドトレールとハイカーの影

ダイヤモンドトレールの案内板

ダイヤモンドトレールで自撮り

バックパックはオスプレーのケストレル48です。

ダイヤモンドトレールの山

槇尾山施福寺

ゴールの槇尾山施福寺

 

 

五木寛之の『風の王国』

ところで、五木寛之の小説『風の王国』をご存じでしょうか。

『風の王国』は、20代のころに何度か読んだ好きな小説なのです。でも、ずいぶん昔のことなので、内容はうろ覚えになってしまいましたが、今回歩いた二上山が出てきたことははっきりと覚えています。

小説には、山々の稜線を高速で歩く集団が書かれていて、なんだかその神秘的なイメージにとても惹かれたのです。

当時は、それが実在する山とは知りませんでした。そして、この歳になって、ダイトレの近くに引っ越し、山登りが趣味になって、自分が歩くことになるとも想像すらしませんでした。

 

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

 (2019年11月30日~12月1日)

 

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