天幕ほしぞら

テントに泊まる登山とロングトレイルの旅

那珂川カヤックツーリング

那珂川カヤックツーリング

カヤックショップ主催の那珂川カヤックツーリングに行ってきた。

仕事から帰ってすぐに自宅を出発し、夜中の2時に栃木県の「道の駅はが」に到着。雨が降っていたが、明日は晴れの予報。すぐに就寝する。

車は軽のワンボックスだが、ひとりだと充分なスペースがある。屋根に打ち付ける雨の音を聞きながら、こんな生活をずっと続けたいと思った。

 

雨の那珂川

翌朝起きると、雨が降っていた。まじかよ。少々の雨でもやると聞いていたので、やると信じて出発。

 

コンビニのイートインで、卵かけ鳥丼を食べる。

8時に集合場所の栃木県烏山町の下野大橋に到着。那珂川の河原には、すでに車が数台停まっていて安心した。主催者の車もあり、挨拶をする。

小雨に煙る那珂川は、思っていたよりも水量があった。

 

出発までに、各自用意をする。

一人艇のバタフライカヤックスのクルーソー460コックピットポッドは修理に出したので、二人艇だが一人艇にもなるアルピナ2-430を持ってきた。

組立の際に、気になっていたことを質問した。エアチューブの圧力は晴天時には少し抜いて入れること、浮力体は前に小さいヤツを入れること、那珂川ぐらいでは、浮力体はなくてもいいとのことを聞いた。

 

10時に全員が集まると、点呼のみで出発。ほぼ全員知り合いのようだった。20人ぐらいいたので、挨拶する余裕もなかったが、自分としては緊張していたのでありがたかった。これだけ人数がいれば、ひとりはぐれていても目立たない。

 

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カヤックでちゃんとした川下りをするのは初めてだ。ポツポツと雨が降る中を漕ぎ出す。

 

初心者のファルトボート以外は、皆ヘルメットをかぶっていた。セミドライジャケットを着ている人が多い。

ぼくは、ノースフェイスのクライムベリーライトジャケットを着た。ゴアテックスC-KNITはしなやかな着心地だ。パドリング中にゴワゴワすることなく、レインウェアを着ているのを忘れるぐらい快適だった。

 

パドルにリーシューを付け、ビルジポンプとパドルフロートをカヤックに取り付けていたのは自分だけだった。「ヒモはつけなくていい。沈したときに絡まるから」と注意された。なるほど。独りでやっていると、こんなことすらわからない。

 

最初の瀬がやってきた。一瞬ブルっとするが、難なく通り抜ける。カナディアンカヌーより安定している。しかし、後ろを振り向くと最初の瀬で沈した人がいてビビる。

 

14時前には、今日のキャンプ地の大瀬橋の上流右岸(観光やな近く)に到着した。あっという間だったが、ぼくは、1日参加にしておいたのでここで終了。ほとんどの人は、ここに車中泊かテント泊し、明日は茨城県常陸大宮市野田(新那珂川下流・左岸)まで漕ぐ予定だ。

 

最後に数人が声をかけてくれた。そして驚いたことに、「新潟の川を下らないか」と誘ってくれた人がいた。せっかくの申し出を上手く断れなかったことが心に残ってしまった。

 

那珂川カヤックツーリングを終えて

当日は、複数の団体が那珂川を下っていた。那珂川は関東にありながらも自然を感じられたし、水量も十分あり、小さな瀬も連続していて、初心者向けのツアーに良い感じの川だった。

 

そして、はじめて回送作業も経験した。やはり、川下りは友達がいないとかなり難しいことがわかった。

一方、登山なら独りでもできる。金もかからない。使うモノも少なくて、手間もかからない。そして、水も怖い。自分に合っているのは登山のほうかもしれないと思った。

(5月27日)