念願のキャンピングカーをレンタルした
「キャンピングカー暮らし」を、体験するためにキャンピングカーをレンタルした。
借りたのは、軽自動車のキャンピングカー『インディ727』。いわゆる「軽キャンパー」と言われるもの。
今回は、『インディ727』に乗って2泊3日で1000キロ走る。
行先は関西。(次回、関西へ行った理由を書きます)
関東から関西を往復し、途中、高速道路のサービスエリアで車中泊する予定だ。
『インディ727』に荷物を積み込む
出発前に、自分の車から『インディ727』へと荷物を積み込む。
荷物を出し入れは、サイドの出入り口と後方の一か所で出来る。
サイドの出入り口は、ドアを開けたところにソファーがあって荷物の出し入れがしにくい。布団を押入れに仕舞うような動作で荷物を詰め込む。後方の一か所は、長物を入れるのにちょうど良い。
寝袋やマット、着替えや食料をもくもくと積み込む。空きスペースがほぼ無いため、ソファーの上をすべて荷物が占領するという状態で出発した。
もし、アウトドア道具を詰んで快適に過ごしたいと思ったら、バックパック以外のものはほとんど乗らないと思っておいたほうがいいかもしれない。
運転は違和感なし
普段から軽ワンボックスに乗っているため、運転はまったく問題なかった。
後ろが重い分だけもたつくかと思ったが、市街地の走行に馬力の不足は感じない。アルミボディーパネルで軽量化されているそうだ。
小さい車体の機動力は高い。狭い道路、狭い駐車場は“おてのもの”。普段使いできる快適さだ。
高速は80キロあたりが限度だろうか。スピードは出ないが、キャンピングカーで急ぐのは何か違う気がする。
エンジン音はうるさい。これは車の構造上仕方がないところ。
帰りは、かなりの強風になった。車体が持っていかれるように振られて、高速運転時は怖い。しかし、ワンボックスに乗り換えても同じぐらい振られたから、ポップアップルーフのおかげで抵抗は軽減されているみたいだ。
1泊目のサービスエリアに到着。
コインシャワーを浴びた後に、後ろに乗り移ってゆっくりした。
室内(ソファとテーブル)で寛ぐ
荷物を詰め込むときは室内がかなり狭く感じたが、ソファーに座って一息つくと、運転の緊張感が、ほどけていった。
サービスエリアで買ったコンビニ弁当を食べる。
秘密基地のようなサイズ感が落ち着く。ネットカフェみたいな感じ。軽ワンボックスだと、運転席にいても荷室にいても、こんな感じではくつろげない。地図を見たり、PCを使うのにも不都合を感じない。
ポップアップルーフを開けると、室内高は2m以上になる。立ったままで着替えが可能(ルーフを開けなくても着替えはできる)。
ルーフテントはファスナー式の網戸が2つあって、室内を換気できるのがよかった。
ルーフは持ち上げるのに少し力がいるのと、出入り口を開けて空気の出入りを確保しないと開けることができない。
当日は、雨が降っていてサイドウォールが濡れるのが嫌だったから、すぐに閉じてしまった。閉じていても、リラックスすることはできた。
ベッド展開は面倒
ベッド展開はやっぱり面倒だった。ソファーの上に荷物がある場合は、それを運転席やテーブルの足元に移動させないといけない。
2日目になると、ベッド展開にも慣れる。荷物を厳選して置き方を工夫すれば、もっと快適になるに違いない。
出入口の高さが使いづらい
寝る前にトイレに行く。車内から出入りするときに、靴を脱いだり、地面に置いたりするときの体勢が辛い。あとで自分の車に乗って気付いたが、インディは乗り込むときの一歩目がワンボックスよりも高い。
外観はかわいい
人目は意外と気にならない。でも、田舎に行くとかなりジロジロ見られる、車も人も。
キャンピングカーに乗っているという優越感があるからいいのだ。
インディ727のまとめ
小さい軽自動車に家具を詰め込むと、スペースが埋まって狭くなるのは仕方がない。むしろその小ささを楽しむつもりでいれば良い遊び道具になりそうだ。
とくに、荷物が少ない人なら、軽キャンパー『インディ727』は良い選択だと思う。取り回しがしやすいので、平日は普通の車のように扱える。
そして、休日はキャンピングカーの本領発揮だ。
週末はどこに行っても人ごみで疲れる。いつでもどこでも休みたいときに休めるという安心感を与えてくれる『インディ727』は、よき相棒になりそうだ。
(4月)