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天幕ほしぞら

旅とシンプルな暮らし、そしてアウトドアのこと。

「人付き合い」が苦手なまま30年経ってわかったこと

1-2 自立と人付き合い

苦手な人付き合い

何をしても楽しめない。

 

若い頃から、ずっとそうだった。

大好きなキャンプや海外旅行に出かけるとき、普通ならワクワクするような出来事があっても、心から楽しめない。

 

そんなときぼくが何を考えているかというと、苦手な人付き合いのことだ。

 

人付き合いを克服しなければ、生きていけない

ぼくは人付き合いが苦手で、人間関係がうまくいかなくなるたびに仕事を変えていた。

 

はじめは我慢して勤めていたが、そのうちに1週間で辞め、仕舞いには1日で辞めるようになった。

次第に面接に行くことも苦になった。面接で「どうしてすぐに仕事をやめるのか」と聞かれても説明が出来なかったからだ。

20代前半で多発性円形脱毛症になり、いたるところの髪の毛が抜けた。朝起きられなくなり、遅刻を繰り返した。もうダメだと思って、神経症の病院に通った。

仕事をすることを諦め、家にあるモノを売ったりして食いつないだ。困窮して、帰りたくない実家に転がり込むこともあった。

 

そんな風だから、ぼくの中で「人付き合いを克服すること」が最重要課題になった。

 

人付き合いを克服しなければ、金を稼げない。

人付き合いを克服しなければ、生きていけない。

恐怖として心にこびりついた。

 

だから、せっかく遊びに行っても「金を稼げない自分が遊んでいていいのか」と思ってしまい、純粋に楽しめなくなったのだ。

 

人付き合いを諦める

・自分の意見を主張することができない。

・いつも人の意見に合わせてしまう。

・同僚と雑談ができない。

・人前に立つと、緊張して体が震える。

 

思い返すと、中学生の頃から沢山悩み、考え尽くしてきた。

そして、30年経って、わかったことがある。

それは、どれだけ悩んで考えても、人付き合いができるようにはならなかったということだ。そして、これから先も同じように、どれだけ悩んで考えても劇的に変わるとは思えないということ。

 

だから、ぼくは「人付き合いができない」ことを諦めることにした。

 

人と仲良くなる必要はないし、一日誰とも話さないことで嫌われてもいい。そこに居づらくなったら去ればいい。バイトでも、趣味のサークルでも転々とすればいい。

すべての人とうまく付き合うことはない。自分が好きなことをして、それを同じように好きな人と出会えればいいのだ。

 

そう考えたら、気が楽になった。