1年間寝袋で寝てみた
関東に引っ越してきてからの一年間は寝袋で寝ている。
ミニマリストのように、「モノを最小限にしよう」と考えているわけではない。
休日のアウトドアに行くときだけしか寝袋を使わないのは、その値段を考慮するともったいない気がしたからだ。
布団は、枕付き3点セットで5000円。寝袋はホームセンターで買えるような封筒型で夏用が2000円、厚手の冬用が3000円以上する。登山用のマミー型に至っては、数万円することもある。
これは使わないともったいない。
寝袋で寝るメリット
ぼくが使っているのは、オートキャンプや車中泊で使っている封筒型のものだ。
サーマレストのリッジレスト(マット)を敷き、冬は、夏用と冬用を2重にしている。さらに寒いときはマミー型を足して3重にすれば最強ぬくぬくシステムが完成する。
枕はバスタオル2枚も試したが、座布団を二つ折にすると寝返りが打てるので丁度いい。
寝心地はキャンプで寝る感じに近い。
ぼくはフローリングの上でも寝られるが、畳の上ならさらに寝やすい。アウトドアでは地面のでこぼこが夢の中でも気になったりするが、そういうことはない。逆に、地面がフラットであることに違和感があるくらいだ。
そして、寝袋に潜り込むときの、あのワクワクする感じ。包まれる安心感。これは布団にはない幸せ。冬用の寝袋は肌触りが柔らかくて気持ちがいい。
何よりうれしいのは、寝袋は手間がかからないことだ。
畳むときに場所を取らない。2回パタパタと畳んで、マットをくるくる巻けば終了。
そして、軽くて小さいから干すのも楽々。シャツを干すぐらいの気楽な気持ちで干せる。
1年間寝袋で寝てみて、布団の大きさと重さに、毎日大きなストレスを感じていたことに気づいた。
コンパクトな寝袋がもたらしてくれる開放感からは、もう抜けられないかもしれない。
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